1霊夢
ゆっくり霊夢です。
2魔理沙
ゆっくり魔理沙だぜ。
3霊夢
ねえ、魔理沙、能登半島地震だけど、まだ余震もあったり大変そうね。
4魔理沙
ああ、すでに多くの犠牲が発生しているし、これ以上増えないように願うぜ。
5霊夢
被災している人たちって、病院にかかったり普段飲んでる薬とかもらえてるのかしら?
薬が切れたから病状が悪化して体調不良になったりしないか心配だわ。
6ま
そうだよな。持病を抱えている人が薬を切らしたら大変だな。ただ、これから移動薬局車の派遣が決まったことが報じられたぜ。
7れ
移動薬局車?
8ま
ああ、そうだ。
ということで、今日は、移動薬局車について紹介するぜ。
9れ
是非とも、お願いします!
10ま
それじゃあ、
11まれ
ゆっくりしていってね!
テロップ:移動薬局車「モバイルファーマシー」とは?
12ま
まず、移動薬局車が派遣されたニュースがこちらだ。
厚生労働省は7日、能登半島地震の被災者に薬を提供する移動薬局車(モバイルファーマシー)が、石川県珠洲市に派遣されたと発表した。石川県が同県薬剤師会に要請し、日本薬剤師会が調整していたとのことだ。
現地に入ったのは岐阜県薬剤師会と岐阜薬科大学の移動薬局車だ。薬剤師と、日本医師会の災害医療チーム(JMAT)の医師が同行していて、高血圧や糖尿病の治療薬など、約200種類の薬を提供できる。
また、災害救助法に基づき、被災者は費用負担なしで利用できる。今後、2台が追加で派遣される予定のようだ。
この移動薬局車だが、2011年の東日本大震災を機に導入されたもので、2016年の熊本地震や2018年の西日本豪雨の被災地でも活動していたものだ。
12れ
あら、凄いものがあるのね。移動薬局車の写真はないの?
13ま
あるぜ。こんな感じだ。
外観は、実際の岐阜薬科大学の移動薬局車だ。
次に、移動薬局車の中だが、岐阜薬科大学の移動薬局車の、中の写真が見つけられなかったので一般的な移動薬局車の中の写真を紹介するぜ。
それが、これだ。
移動薬局車は、トラックなどを改造して、調剤を行うための設備を備えた、災害対策医薬品供給車両だ。車内に調剤台や医薬品棚、分包機といった調剤室の基本的な機能を備えているほか、バッテリーや発電機、通信衛星アンテナ、給水タンクなども備えていて、被災地でも自律的に薬局としての機能を果たせるんだ。
14れ
凄いわね。
車の中は、小さい薬局みたいだわ。
15ま
そうだな。東日本大震災を機に導入されたって話だぜ。
東日本大震災の時は医薬品が支援物資として届いていても、調剤施設が確保できなくて、十分に活かせなかったって問題があったんだ。
それで宮城県薬剤師会がバンテック社と共同開発をしたんだ。
16れ
過去の震災から学んで、より良い災害対策をするなんて素晴らしわ。
でも写真見ると、小さいな。って感じがするわ。ニュースではあと2台派遣が決まってると報じていたけど、足りるのかしら?
17ま
その辺りが今後の課題なんだ。そもそも移動薬局車の数が少ないんだ。日本全体でも20数台しかないらしい。
18れ
それだけなの?
各都道府県に1台はあった方がいいんじゃない? もっとあってもいいと思うわ。
19ま
そこはお金と、運用面に問題があるんだ。
まず金銭面だ。
設備はそれなりに整備されているから、車本体が高い。さらに、メンテナンスや通信機器の利用料などランニングコストも必要になる。
この費用は一部は自治体から補助金などが出る場合もあるが、薬剤師会や大学が負担しなければいけないんだ。
20れ
そうなのね。
でも日本は災害も多いんだから、国の災害対策としてお金を出してほしいわね。
チーーーーーン!!
21ま
次に運用面だ。法令により、薬剤師は原則として薬局以外の場所で調剤できないんだ。
移動薬局しゃは、薬局としては認められていないため、平常時では活用できないんだ。災害がなければ、金のかかる置物となってしまうんだ。
そのために導入が進んでいないと言われているぜ。
22れ
そんな。もっと導入して今回のような災害の時には、もっと活躍して欲しいわ。
23ま
そうだな。岐阜薬科大学では、医療過疎地域での実証実験など行なっているんだ。
平常時に活用できるよう規制緩和して、もっと導入されるように願うぜ。
24れ
そうね。せっかく過去の災害から学んでできた車なのに、金銭面や法律のせいで普及しないのは悲しいわね。
25ま
ということで、今日は移動薬局車について紹介したぜ。
こういう必要とされる車もあるんだ。渋滞とか起きないように、一般人は今は被災地に向かわないようにしてくれ。
26まれ
ご視聴ありがとうございました!